東京の多摩地区出身者の私としては「やっとか」という思いです。
東京都民でも多摩都市モノレールという沿線自体知らない方も多いのではないかと思います。
普通に暮らしていればまず使わない沿線です。
立川駅から徒歩2分くらいの場所に立川南駅がありこれで中央線・青梅線・南武線と接続
「高幡不動」駅は京王線と接続
「多摩センター」駅は京王相模原線・小田急多摩線と接続
と東西に延びる既存沿線を縦に繋いでいる沿線です。
こちらも大江戸線同様に延伸計画は古から存在していたのですが氷漬け状態でした。 ただ早ければ3年後には着手出来て2032年開業もできるかも、みたいな感じだそうです。
これがどういう意味を持つかと言いますと
「市内に鉄道の駅がない武蔵村山市に、駅が複数できることになる」
ということです。
都心部に住んでいると自分の住んでいる市区町村に鉄道の駅が存在しないなんて考えもつかないと思いますが、
東京都内で現実に今でもある話なのです。
私個人的な意見としては
大江戸線の延伸は確かに便利になる人はいるかもしれないが、
それよりもっと先に着手したほうが良いと思うプロジェクト(鉄道延伸、区画整理事業、計画道路)は他にもある
と思ってます。
◆大江戸線延伸についての記事
それが今回の多摩都市モノレール延伸プロジェクトです。
よくこういった新駅誕生!というのがあると
「今のうちにそのエリアの不動産買っておけば価値が上がるかも!?」
と考える方が多いのですが、今回はそうではないと思います。
理由としては車社会、バス社会のエリアだからです。
私も実家はJRの駅までバスで30分の立地でしたが、
普通に自転車で駅まで行ってましたし、免許を取ってからは原付で駅まで行ってました。
そして多摩地区は駅前の駐輪場が安いので、住んでいる人たちはそこまで不便と思っていないのです。
私も何度か多摩都市モノレールは使ったことがありますが、
本数はそこまで多くないですし(バスより少し多いかなくらいです)、
電車にしては速度が遅いので、そこまで便利だとは感じませんでした。
※これは私個人の所感です。
また多摩都市モノレールの駅周辺をGoogle Mapで見ていただければ分かりますが
立川北・立川南・高幡不動・多摩センター(他沿線に接続できる駅)以外は駅周辺に
コンビニ、牛丼屋、ハンバーガーチェーンすらないのがほとんどです。
都市部に住んでいる方がイメージしている駅とは全く別物になります。
↑甲州街道駅
ただ多摩都市モノレールは学生が多く使うので、
学生向け投資1ルームを新駅予定地周辺で確保しておくのはありかもしれませんね。
齋藤