売却やリフォーム相見積もりと似ています◆インドネシア鉄道プロジェクト

2022-09-22

売却

・不動産の売却委託先を決めること
・リフォームをどこの会社にお願いするかということ
この2つで大事なことは「これから行う作業であり、本質を見極めること」です。

このイメージを説明するにあたりぴったりの案件があり、
そのURLリンクを共有させていただきます。

【概要】
インドネシアが高速鉄道建設のプロジェクトを進めていて、
より良い条件で受注先を決めたいので日本と中国に相見積もりを依頼した。

日本は1年弱をかけてFS調査を行い、採算面で難しいと考えていた。
中国は対して約3ヶ月でFS調査を完了させ報告書にまとめ上げた。

日本側の算出した建設コストは61億ドルにたいして
中国側の算出した建設コストは55億ドル

操業開始時期についても日本側は2023年スタート見込んだのに対し
中国側は2019年スタート可能と見込んでいた。

見積もり上では
中国の方が安くて仕事も早い
という結果です。

結局は中国が受注を受けることになったのだが
◆結局2022年9月時点で未だに完成しておらず、
◆建設コストも結局75-80億ドルに達する見込み
だそうです。

【説明】
これと同じようなことが不動産業界では頻発しています。

多いのが①不動産売却と➁リフォームです。

①不動産売却をしようとなったら売却査定といって不動産会社にいくらで売れそうかの査定を依頼します。
複数社に依頼する方が多いです。
そうすると
A社「最低でも5,000万円で売れると思います。」
B社「5,200~5,300万円くらいが着地点でしょうか」
C社「6,000万円で売れます!」
こういったかたちで結果が出てきます。

そうなるとほとんどのお客様はC社が一番良いと思ってしまうのです。

以前のブログでも解説しておりますが売却には
買取・仲介
の2パターンがあります。


買取であれば値段比較で良いのですが、
仲介となると査定額は何の保証もありません。言ったもん勝ちです。

お客様から受注を”とりあえずもらうため”に高い査定額を出してくる業者が多く、
そこの業者に売却をお願いしたところ相場より高いので当然売れず、
結局当初から大幅に値段を下げて売ることになり、かつ時間も予想以上にかかってしまった
というケースが多いです。
これが俗にいう不動産会社の必殺技「高預かり」です。

私は査定依頼が来たらまずこのシステムを説明しますが、
やはりお客様は高い査定額になびいてしまうことが多く、
その業者で半年くらい売却活動をしても売れず私のところに相談が来るというのが相当数あります。

不動産売却はこれから行う作業であって、本質を見極めないといけません。
誰に任せたら一番売れそうか、自分たちとイメージを共有できるか。
またこれから行う売却活動で仲介手数料の相見積もりをするかたも稀にいらっしゃいます。
もちろんこれも消費者心理として分かるのですが、
手数料が安いのであればそれに比例したサービスレベルになります。

またこれも何度もお話ししていますが、手数料が高くてもその分高く売ってくれる業者であれば
全く問題ないはずですし、弁護士業界はそういう仕組みになっています。
勝率が高い弁護士さんはもちろん料金は高いです。

➁リフォーム相見積もりも同様です。
リフォームも相見積もりを取る方がほとんどですが、
これも
・最初に提示した金額以上にならないように高めで見積もる業者(今回の例でいうと日本)
・受注を取るために最低ランクの価格で見積もる業者(今回の例でいうと中国)
こういったかたちで業者によって金額が異なります。

ただこれも
見積もり額が安い業者を選んだら、打ち合わせをするにしたがってどんどん料金があがっていき、
最終的にはどこの見積りよりも高くなった。
ということがあります。

その仕組みの分かりやすい例が
インドネシアの高速鉄道プロジェクト
になります。

もちろんそうならないケースもありますが、
大事なのは本質を見抜く力です。

不動産業界の仕組みを理解すればそういった失敗はしません。
そしてそういった仕組みを弊社は最初に説明させていただきますので、
お客様が独自に勉強していただく必要はありません。

最初に話を聞く業者はかなり大事です。
弊社では絶対にお客様のためになるサポートをさせていただく、満足度No,1の自信がありますので
ぜひ頼っていただければと思います。

齋藤

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